SIMロックが原則解除で合意されましたね。

私は知らなかったのですが、総務省の研究会の2007年の報告書で「原則として解除することが望ましい」という指摘がなされていて、10年に結論を出す事になっていたんですね。
「結論」というのが解除を前提としていたのか、どうなのかはわかりませんが。


これから総務省からガイドラインが示されるとのことなので、具体的な解除後のイメージはまだまだこれからですが、
個人的にはこの結果は良かったかなと思ってます。


こういう比較はおかしいのかもしれませんが、単純に固定電話と同じように、電話機と通信サービスが分かれているというのが自然な気がしているからです。


メーカーと通信サービス会社が一緒だと、通信サービスと一体の端末の開発は容易なのでしょうけど、その縛りがあまりにも強すぎて、端末が魅力的じゃないとユーザーを失うという状況も多くあるような気がします。
一方で、端末に頼りすぎて通信サービスの質の向上などもおろそかになっているような気もします。
これによって、もっとサービスの質の競争になるといいと思います。


また、SIMロックフリーになると、メーカー側はより広いユーザーにアピール出来る端末の開発が可能になるのではないでしょうか?
意外と、通話とメールだけといった割り切った機能で、低価格な携帯端末なんかも出てきたりしないかなと思ってます。
(【追記】auは、ソフトバンクとドコモとは通信方式が違うので必ずしも一緒には語れませんね。)
それこそ、OSの開発費が比較的かからないと思われる、低価格のAndroid端末なども出てくるのではないでしょうか?(既に海外ででている端末を持ち込んで使う人ももちろんいるでしょうけど)
シャープのauからでるAndroid端末やiPadのような通信機能を持っているが、携帯ではないような端末もいろいろ出てきそうな予感がします。


問題もいろいろありそうで、当事者の方々は、単純に喜んで入られないのかもしれませんが、ルールが変わるということは、新しいゲームになるということなので、楽しみが広がりそうですね。


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