AO入試 廃止・縮小の大学相次ぐの記事について

AO入試「いい学生集まらぬ」 廃止・縮小の大学相次ぐ」という記事がAsahi.comに載っていた。

理由は、学生が集まらなくなったことと、学力面でつまずく懸念をぬぐえないというとらしい。

ただ、よく良く考えてみると、そもそもAO入試とは学科試験を課さない方法で、入学する学生を選別する方法じゃなかったのだろうか?
Wikiによれば

学科試験の結果で合否が決まる従来の一般入試とは異なり、論文、志望理由書や面接などにより出願者の個性や適性に対して多面的な評価を行い合格者を選抜する。

とある。
ということは、従来の学科試験一辺倒以外の価値観で受験者を評価して、入学を許可するということだ。
そこを、学力面でつまずくから廃止、縮小と言っているということは、大学側が「私達に見る目がございませんでした。」と公言しているということにしか聞こえない。

決してAO入試で入学している人が、学力が低いという前提で話しているわけではないので、誤解しないでほしいが、そもそも、大学側が学力を求めるのなら素直に学科試験を課すほうが簡単なのではないだろうか?
それをしないで、また、学力以外の点で評価する尺度も持たずに、大学側の都合だけで流行に乗る様な形で、AO入試を実施しているから、こういう結果になってしまったのではないだろうか。