ディープピープル フォークボール

今まで知らなかったのですが、あるテーマを掘り下げて、トークをする番組です。
僕が見た時は、テーマ「フォークボール」。
かなりディープなテーマです。

番組の特徴は、司会者がいないという所です。
テーマにあった三人が出てきて、ひたすら語り合うというのが番組のスタイルのようです。

フォークボールをテーマとして出演していたのは、村田兆治さん、牛島和彦さん、佐々木主浩さんというどの方もフォークボールで有名な人たちです。
個人的には、是非野茂英雄さんをだして欲しかったのですが、あまり野茂さんはこういうのには出ませんね。
ちょっと野球を知っている人なら、なんとなくわかるかもしれませんが、出演の三人のうち村田さんと、佐々木さんはそもそも番組進行を気にして話をするタイプではないので、牛島さんがなんとなく番組を進行させていたのが微笑ましかったです。

先ずは、ボールの握り方。
野球をしていた人には、当たり前なのかもしれないですが、単に人差し指と中指でボールを挟むだけではなく、ボールが一回転する間に何回縫い目がくるかで、空気抵抗を考えて握り方を研究していたとは驚きです。
特に、村田さん、佐々木さんはストレートと見分けがつかないように、回転をかけるように意識していたようです。これは、雑誌か何かで野茂さんも回転をつけてフォークを投げていたと読んだことがあるので、一般的なのかもしれません。

直接フォークには関係ないのですが、投球の際の癖の話もありました。
村田兆治さんの、投球モーションの途中で、握りを途中で変える実演がすごかった!投げている途中で、握りを変えるなんて!やっぱり手が大きいというのは一つ理由なんでしょうね。
また、親指や薬指等の微妙な力の入れ具合で、同じフォークボールでもカーブさせたり、シュートさせたり出来るというのは、まさに名人芸です。

握りなどが読まれないように、グローブの色までこだわっていたというのは、驚きです。
これを見た後、斎藤佑樹選手のグローブをみたら、彼のグローブの色も黒でした。

オマケ的なトークだったのかもしれませんが、村田さんが現役時代ノーサインで投げていたというのがほんとうに驚きました。
これも、どこかでそんな話を聞いたことがあったのですが、あれだけのフォークを持っていて、ノーサインでキャッチャーが捕れるわけないと思っていたので、嘘かと思っていましたんですが、驚きの事実でした。

昔の人は、スケール違いすぎます。
今、野球をやっている人にも参考になることが多かったのではないかという内容でした。

過去の回も見てみたいな。
再放送希望です。