マイクロソフトが考える「未来のオフィス」

マイクロソフトが考える「未来のオフィス」の考え方ペンシルバニア大学のWharton Business Schoolにおける講演で発表したようです。(映像はこちら→Microsoft Office Labs vision 2019
かなり前ですが、HPも「1995」という同じような感じのビデオ(まぁその時は、1995年が近未来という設定だ他というところがミソですが。)がありましたが、ワークプレイスを生業としている者としては、こういうの見るの結構好きです。

特にIT会社の考えるコンセプトが好きですね。家具屋さんが考えているコンセプトよりも、今回のようにIT会社や広告会社等が考えているコンセプトの方ができが良いことが多いので。(家具屋さん申し訳ない。)
内容は大きくまとめると、
1.どこでもディスプレイになって情報が移せる。(窓、机の上、カップまで!)
2.あらゆるデバイスに情報を移せる。
3.結果、どこでも仕事が出来る。
というところでしょうか。
中には、セカイカメラに似た機能も出てました。
恐らく、手段の違いはともかく、どこでも情報にアクセスできる様になるのは、確かだと思います。現に、携帯電話を含めた端末の発達で、かなりの部分は実現されています。
後は、セキュリティ等の問題が解決すれば、会社の情報にもどこからでもアクセスが出来るようになり、よりコンセプト映像に近づくのではないでしょうか。
一方で、100%ペーパーレス化が本当に実現されるのかについては、個人的には怪しいと思ってます。
ある会社では、資料は完全にサーバーに入れてるものの、資料を作成する過程で出力する紙の量は減らないどころか増えたという結果があると聞いたことがあります。
やはり、紙ベースの情報っていつまでも一定の重要度を保つのではないでしょうか。(その考え方が既に古いのかもしれませんが。)

先にも述べたように、こういうコンセプト映像好きなんですが、色が暗かったせいか「明るい未来」のイメージを受けなかったのが残念だったのと、マイクロソフトにここまで色んなところでコントロールされたくないな、と思ってしまい素直に受け取りにくい映像でした。