GoogleのOSについてひとこと

Androidが発表されたときに、個人的にはGoogleAndroidをOSデスクトップOSとして推進していくのかと思っていました。現に、エイサーHPAndroid搭載のNetbookを発表していましたから。
したがって、今回の発表にはかなり驚いています。

ご存じの通り、既に外出先でのインターネット接続が一般化してきた中で、どこでもネットに接続して情報にアクセスしたいというニーズが高くなってきてると言うこと。それに対応する手段として従来からのPDA、携帯電話を含む携帯端末から発展してきたスマートフォンからアクセスするという方法と、ノートパソコンから派生してきたNetbookという方法が出てきてるわけです。

アップルは、この流れに対してiPhoneというソリューションを提供し、GoogleAndroidを提供していたわけですが、このたびNetbook側からのアプローチも提供することを発表してきたわけですね。

アップルは、OS XとiPhoneOSとは基礎となっているテクノロジーは同じ物を使っていますが、GoogleAndroidとは別のプロジェクトであるといっていることからすると、どのようなOSを提供してくるのかとても興味があります。ブラウザーはOSであると言っても、各種接続機器のドライバー等PCの一連の動作の中でOSが担っている機能は幅が広いので、ネットへのアクセスだけを限定的に提供するだけでは、OSとしての機能は果たせないと思います。
したがって、実質的なOSとしての機能をどのように提供していくつもりなのかに注目してこれからのGoogleの動向を見てい
きたいと思います。

MoblinというOSも発表されていますし、Netbookを中心としたこの分野は暫く色々な動きがありそうですね。

こうなってくると、とても重要になってくるのが10月22日と発表があったWindows7の出来映えでしょうか。ここで、Vistaの時のように、「殆どのドライバーは使えませんけど?」みたいな、マイクロソフトらしい尊大な商品を出そう物なら、二度と立ち上がれないほどOSシェアを奪われることになり、影響力も弱体化が一層進むと思います。
ただ、OSの機能についても基本的にはOS Xの後追いばかりしてますから、それほどインパクトのあるバージョンアップにはならないと思いますので、Googleを含めた一連の流れの中で、マイクロソフトは確実にシェアを落とすでしょうね。