目立つ力 インターネットで人生を変える方法

この本は一言でいうと、インターネット社会での生活方法を書いた本といえます。

こう書くとリアルとバーチャルの対比で、なんかネットオタクの世界への招待みたいに聞こえてしまいますが、そうではありません。

通常、どんな人でも、学校や会社で人と出会い、その中で人間関係を築いて、生活を確立していきますが、ネットの世界でもこれと同様に、ブログを通して人間関係を築いていけば、リアルで出会う人よりもより多くの人と出会う機会もでき、結果としてリアルの生活もより充実したものになる可能性がある、と言っています。
そして、そのような人間関係を築いていく為のブログの書き方を、おなじみのPDCA(でました、フレームワーク!)にそって分かりやすく、具体的に書いています。
ただ、実生活でもそうですが、人間関係や自分の地位も1、2カ月でできるわけではなく、少しづつ地図いて築いていかなければいけないので、気長にやっていく必要があるようです。

勝間さんの本は、章建てを始めとして、本当に分かりやすく書かれているので、安心感があってついつい買ってしまうんですよね。まぁはっきり言ってカツマーですな!(笑)

ちょっと、怖いのは本のまま実践していくと、本当にαブロガーになれてしまうんじゃないか?と勘違いしまうところですね。
そんなことにはならないと思いますが.....

そこまでならなくても、ブログを始めて暫くして「何か足りないかもしれない」と思っている人なら、一度読んて見るともう一度ブログを通して、やりたかったことや、やるべきことを考えなおすきっかけを与えてくれると思います。

私も、本格的にブログを更新するようになって、まだ1年ほどですが、色々と参考にさせてもらっています。
おそらく、こうやって日々試行錯誤するということが、後々いい効果があるということなのでしょうか。

最後に、この本を通して、キーワードとなっていたのと思うのは、「役に立つ」という姿勢です。
これは、本の序盤のブログのコンテンツの部分においても、「教えて君をやめて、教えてあげる君になろう」という部分や、最後の方の「座談会」のところで、青山直美さんがおっしゃっている「無私」というところに表現されています。
元々インターネットの仕組み自体、様々な人たちの協力によって作られてきているという経緯があるので、そういった「人の役に立とう」という行為を評価するという土壌があるのかもしれませんね(ちょっと表現が稚拙ですいません)。

これからも、「役立つ」と「継続」をキーワードに続けていきたいと思います。

目立つ力 (小学館101新書 49)

目立つ力 (小学館101新書 49)