USTREAM 世界を変えるネット生中継

ソフトバンクの出資のおかげもあってか、最近はツイッター上でもUSTREAMの話を見ない（聞かない？）日はない感じにまでメジャーになってきました。
この本は、「USTREAMってそもそも何？」というところから、その影響力、見方、放送の仕方を簡単に解説した本です。

著者の川井さんが、鍋をしたときにUSTREAM上で具を募集したところ、何人かの人が具をもって集まってきたり、事務所の引越しの際に、トラックを借りて来てくれたりといったエピソードの部分は、なかなか面白かったです。
やはり、インターネット上の技術ですから、根底には先ずは人を助けるという精神があるのでしょうか。

ブログが出てきた時の様に、このUSTREAMもTVというメディアに大きな影響を与えるのでしょうか。
個人が自由にライブ映像を配信できるというのは、本当にすごい力になるという気がします。

動画といえば、既にYouTubeがある訳ですが、この「ライブ」で配信が手軽にできるというのが、まさにツイッター時代の動画のハンドリング方法ということではないでしょうか。

また、USTREAMの良さは、iPhone、Androidから手軽に配信できるところですが、もっと普及していくと、ハンディカムから直接配信できるなったり、ライフログ・カメラのような形で、ダダ漏れ用のカメラなんていう製品も出てきたりするんではないでしょうか。

わたくし個人では、まだブログすらまともに運営出来ていない状況なので、USTREAMまで手が回りそうな感じはしないですが、この本を読んだあとにとりあえず、USTREAMのアカウントは取ってしまいました。

兎にも角にも、先に述べたように、「USTREAMって何？」という人には、ちょうどいい本だと思います。

USTREAM 世界を変えるネット生中継 (ソフトバンク新書)