ワンピース59

言うまでもなく、いまのところ最強の漫画と言ってもいいのではないでしょうか?

この巻でいよいよ頂上決戦が終了します。

コミックでは、おなじ少年ジャンプの「NARUTO」と「BLEACH」も丁度同じような感じで、話の山場を迎えています。「NARUTO」ならペインの木ノ葉襲来が終了し、「BLEACH」では藍染惣右介との最終決戦になっています。

ワンピースの59巻を読んだ後、正直作者の尾田さん(恐らく編集の方やスタッフのかたのお力もあると思いますが)の凄さを感じました。
頂上決戦は紛れもなくワンピースの話の中では、山場の一つであると思います。その山場をなんと主人公の麦わらのルフィー一人で、麦わらの一味は誰ひとりとして参加すること無く描き切ってしまっているのです。
当然、他のキャラクターはたくさん出てきますが、主人公に一番近いキャラクターは全く活躍どころか、登場しないまま頂上決戦は、終了してしまうのです。

先の、「NARUTO」でも、カカシ先生はじめ、ほとんどの主要キャラクターは登場していますし、「BLEACH」でも護廷十三隊の体調、副隊長、石田、織姫、佐渡等主要キャラは登場しています。

物語の山場ですから、普通は主人公に近い主要キャラは、登場させたいと思ってしまうところを、最後までそうせずに乗り切ってしまった、尾田さんのパワーというか勢いというかに、驚きました。

ストーリーは、主要キャラがいなくても、全く問題なく本当に感動の締めくくりになっています(長女決戦はということです。連載は終わりませんけどね)。

ONE PIECE 59 (ジャンプコミックス)

ONE PIECE 59 (ジャンプコミックス)