グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた 辻野晃一郎
ご存知の方も多いと思いますが、元グーグル日本法人の社長だった、辻野さんの本です。
内容的には、ソニー時代の回顧が七割、グーグルの時の回顧が三割という感じの構成です。
基本的には、グーグルに入社するまでの事を振り返りながら、ソニーの強みや強みだった所を筆者の視点で述べています。
私の経歴は、辻野氏とは比べようもありませんが、会社をやめた経験があるので、少し共感ができるとことがありました。
最終的には人それぞれの判断としか言いようがありませんが、会社に留まって中から変えていこうと努力をしていくのか(流れに身をまかせるという方法もありますが)、外に出るのか難しいところだと思います。
かっこよく言うと、勝海舟や河井継之助を選ぶか、坂本龍馬を選ぶかといったところでしょうか。
本の中でも述べられていますが、長い期間活動を続けている企業は、必ず組織的疲労が出て来て、変革に苦しむことになり、ソニーも例外ではないという事なんだと思います。
現在Microsoftでもその様に見えますし、みずほ銀行などもそうではないのかな、と本を読みながふつふつと思いました。
もう一つ印象的だったのは、Googleでの生活の感想で筆者は「忙しかった」と、エリック・シュミットと同じことを書いていたことでした。
やはり、Googleは忙しいところなんでしょうかね?
友達も働いているんですが、やはり忙しくしているのかな?
- 作者: 辻野晃一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/11/22
- メディア: 単行本
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