考具 加藤昌治

仕事で企画を考えるのに苦労をしている人全員に向けた本です。

著者は、経歴のあるクリエイターです。
彼は、そもそもアイディアとは、既存のアイディアの組み合わせだといっています。
組み合わせであるが故に、①アイディアの仕込み方。②アイディアの組み合わせ方を知っていなければならない。
如何にためて、如何に組み合わせるかについてにのノウハウが、「考具」です。

正直、かなり前にこの本を買っていたのですが、その時はあまりピンとこなかったんですね。
ただ、今読んでみると「なるほど」と思うところも多くて、今回は一気に読んでしまいました。
経験だったのか、そもそも実はあまり企画ということで頭を使っていなかったから、ピンとこなかったのかはわかりません。

この本は、業務の内容を「ルーチン」と「考える」とに分けた場合、考える為のノウハウが書いてあるといえますが、それでも、ある一定のパターンを作り、手がかりを得やすくする環境を整備していこうとしているところがノウハウなんだと思います。

本書の中にも解説がありますが、まっ更な状態から何かを産み出そうとしてもがくよりかは、考える手がかりがあっがほうが、解決にたどり付きやすいように思います。

クリエイターではなくても、仕事上企画を考える必要のある人は多いと思うので、普段からこういったことを心掛けていけば、仕事に役に立つと思います。

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

考具 ―考えるための道具、持っていますか?