四つの約束(ネタバレです。)

先日、少しコメントをした「Four AgreementsComments」で挙げた本を早速読んでみました。

先にも紹介したように、この本は人生を幸せに送るために心がけるべき4つのポイントについて述べています。
4つの約束とは、以下の通りです。

    1. 正しい言葉を使うこと
    2. なにごとも個人的に受け取らないこと
    3. 思い込みをしないこと
    4. つねにベストをつくすこと

これらについて、僕なりの解釈を述べてみたいと思います。

  • 正しい言葉を使うこと

これは、単純に「ネガティブな言葉を使わない」という事だと思います。
ネガティブな言葉を使うと、それが相手に伝わるとともに、自分自身にも伝わります。
さらに、相手に伝わった言葉は、最後にはまた自分自身にも返ってくる事になるということです。(ネガティブワードはチャンスを失うし、スピードが鈍くなる、という人もいます。)

  • なにごとも個人的に受け取らないこと

相手が言ったことに対して、一喜一憂しないということだと思います。
あくまで、相手の評価にすぎないので、それによって自分の価値が変わるものではないということだと思います。
ここの部分、書くのは簡単ですが、年少より常に他人による評価をよりどころとして生きている(生かされている)現在社会において、他人の評価という呪縛から自分自身を解放するのは、なかなか難しい事だと思います。
「自分でコントロールできないことは、コントロールしようとしない。」ことと共通していると思いますが、自分が最近一番苦労していることの一つでもありますね。

  • 思い込みをしないこと

自分の良いようにも悪いようにも考えることをしないということです。事実のみを受け入れるということでしょうか。
思い込みを避けるために、常に相手に対して質問をすると良いようです。
これも、書いてみると簡単の様ですが、経済環境が激しく変化する昨今、「フェルミ推定」ブームにもあるように、限られたデータからある程度の確度をもった回答を常に求められる状況の中、少なくとも個人の生活の中で、これを全うしていくのは、なかなか難しい事だと思います。

  • つねにベストをつくすこと

この約束は、上の三つを達成するための基礎となるものです。元々上の3つを守っていくことは、簡単なことではないので、自分のそのときそのときの状況に応じて、出来る限り守っていく努力をすればいいということです。

薄い本であっという間に読めますが、かなり精神的な内容のため、日本語訳も今ひとつしっくりと来ていないため、忍耐が必要です。
機会を見て、原書を読んでみたいと思います。

四つの約束

四つの約束